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zoom RSS 自分がやっていることは法律に反することなのか……

<<   作成日時 : 2007/02/10 20:06   >>

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先日自動車整備に関して、東京のMini友であるちんたん♪さんよりコメントをいただいた。
「車を所有するならMini」という思いを同じくし、奇しくもブログで知り合いコメントを通じて交流を深めていただいた、大切なMini友である。


私が重要保安部品まで整備を始めたのを、遠くからヒヤヒヤしながら見ていたのだ。私が車の整備に無頓着なままの自分であったらブレーキなんてさわれない、プロにしかできない技だと思っていたかつての自分だったら、やはり同じような感想を持っただろう。


そのようなコメントをいただけたことは大変ありがたいことだと、心から感謝している。自分の車を整備するのだし、公道を走らせる以上は決して手をぬくことはできない。自分の車が、自分の整備不良によって、事故を起こすなどして他者に迷惑をかけるようなことがあってはならないのだ。

整備はこれまでも、単なる興味本位ではなく、安全、確実に行うべく準備や下調べを入念に行なってきたし、耐久年数を超えた古い部品を使いまわすなどの危なっかしいことはやっていない。ショップにも適宜みていただいている。

とにかく今回いただいたコメントは、自分の姿勢を問い直し、安全第一であることを肝に銘じる、大変いい機会となった。改めて御礼の気持ちを表したい。


しかし、コメントをいただきながら、ふと思ったことが、自分がやっていることは法に触れるようなことなのだろうか、ということである。この点だけが、すごく心に引っかかっていたのだ。違法行為なら、なんでレストアしたり改造したりする自動車趣味の雑誌があるんだろう。


早速調べてみた。

国内の自動車整備に関する法律は、「道路運送車両法(車両法)」および同法「施行令」「施行規則」にまとめられている。
法律はからきしダメなくちだが、これらによると、自動車の点検整備は、その所有者が行なわねばならないのであった。((使用者の点検及び整備の義務)第47条 自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。)
それが物理的に困難であり、技術面でも設備面でも個人ではどうしようもない場合(多くの場合、自分ひとりでは太刀打ちできない状況がある)、分解整備業者(整備工場)に作業を命じるのである。


整備者の責任について。
自動車整備士には、扱うことが出来るエンジン形式や大きさ、整備の巧緻性に応じて種類が細かく定められている。この資格が必要になるのは、それを生業とする場合(つまり、自動車整備で食べていこうとする場合)である。整備工場を経営するためには有資格者が必要なのだ。言いかえれば、自家用車を整備して安全な状態を保つのに必要なのは、整備士の資格ではなく、自動車整備に関する知識なのである。

いっぽう所有者の責任は、自動車を車検の基準に「合い続ける」に維持することである。所有者であればこそ、刻々と劣化する自動車の性能や挙動を体感して、必要に応じた整備をすることができる。車検の基準とは、安全に自動車を運行できるような状態、なのである。

このように、ドライバーの意のままに、発進、加減速、停止ができる状態を、「車検当日に発揮すること」が日本の車検であり、翌日に何らかの原因で壊れようが、検査には合格したことになる。もちろんこんな発想は間違っているし、自分の主義にも反する。
やはり、日常的に自動車を安全な状態に保つのがユーザーの責任であることはいうまでもない。万が一、整備不良が原因で交通事故を起こしてしまった場合、もちろんすべての責任は事故を起こした加害者(ならびに所有者)となる。その車がもし町の整備工場で点検整備を受け、車検を通った車であったとしても、整備不良となれば、事故を起こす直前までに不良箇所を発見、診断、改善できなかった所有者の責任なのだ。

法律同様に保険にも疎い私にも問題はあるが、整備不良による事故をおこしたとして、その整備不良が誰によってもたらされたかとなると、誰が整備をしたかは問題ではなく、整備不良を見落とした車の所有者に原因があるとみなされるだろう。保険金が支払われるかどうかはケースバイケースだろうが、整備工場の責任だけが問われて、結果的に加害者が所有者から整備工場にすり替わることは、まずないだろう。(この段落に関しては明確な根拠が無いため、ご助言いただけるとたいへん助かります。まったく間違っていた場合、速やかに本文を訂正します)

いずれにせよ、自動車の整備をめぐる、所有者の責任は大きい。


ここで改めて態度を表明したいのだが、私は今後も自動車整備をしていきたい。もちろん素人であることを忘れず、整備解説書を手放さず、深追いはせず、出来ないこと、わからないことは素直にショップに依頼し質問することを、自分に守っていきたい。
そうして、徐々に自分ができる技術的なことを増やしていければとも思う。もちろん、ここで目指すものは、「車検に合格する状態を日ごろから維持し続け、決して車検に適合しないような改造・改悪をしない」という姿である。止まらないブレーキなんて、もってのほかだ。

Miniを愛するすべてのみなさん。真剣に自動車整備に向き合っているすべてのみなさん。
くれぐれも気をつけて、早めに安全・確実な方法でトラブルに対処しましょう。

追記
本文に、私の未熟さが原因で、表現できていないところや、明らかに事実と反するところがありましたら、どうぞ率直なコメントをお寄せ下さい。私もたくさん勉強したいと思います。ぜひ機会を与えてください。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
すばらしい記事ですMini35さん!
諸般の事情を改めて知ることが出来感謝致します。
言うに及ばず私の愛車はプロが整備したにも関わらず
公道上で思いも寄らぬ故障を起こし、タイミングが
悪ければ歩行者を傷付けてしまったかもしれない事故
が昨年起こりました。
プロがやっても起り得るのは確かな事です。
問題は事故になってしまった時に責任はどこに
行くのかという点なのです。
「法定整備」「整備士資格」などという言葉が
素人整備は法外という印象を与えますがmini35
さんのこの報告によってそうでは無いと言う事が
よく解りました。
しかし、事が起こればどうなのか?
素人整備が原因!などと叩かれるのは目に見えてます。
機関には手を出さないでいる自分とて、ルーカスミラー
異常突起物扱いで車検通らないよとか言われれば
車検が通らない事よりも異常突起物という危険物
をつけてしまった自分はどうなのか?と考えます。
Mk−T仕様、サイドマーカー埋めちゃいたい!
それはやばいですよ引っ掛ります。
と言われれば諦めざるをえない・・・。
全ては「安全」の為である。
ちんたん♪
2007/02/11 15:20
プロアマの違いはなによりも「スキル」でしょう。
熟練した整備士と見習い整備士では技術面はもと
より経験から当り前のように複合作業が発生し、
故障箇所以外の部品交換がされたりします。
これにより例えば作業料金が思ったより高い
という事が起こったりします。
若手の整備士さんでお客に言われるがまま故障
箇所だけの作業をした後にもっと大きな故障を
起こしてしまったりする事もあるはずです。
その時初めてスキルが上がる訳ですね。
故障ならいいです、事故にならなければ。
ではアマチュアのレベルは?
これこそまちまちでしょう。
自分のスキルはどの程度なのか、自分で見極める
しかありません。
構造を理解出来るだけの予備知識、そして危険予知。
mini35さんのようにじっくり勉強してこれからの
モディファイに取り組もうと思います。
そして無理は禁物!
勉強になりました、ありがとうございます!
(^。^)
ちんたん♪
2007/02/11 15:25
ちんたん♪さん。コメントありがとうございます。
そして感謝!!です。
やはり自分がアマチュアだということは揺るぎない事実です。整備のスキルを上げるのは数をこなすことしかないので、初めからプロにはかないません。
そして資格があろうとなかろうと、事が起きてしまえば責任をすべて背負うのです。
ムリは禁物。肝に銘じます。
今後とも宜しくお願いします\(^o^)/
mini35
2007/02/11 19:47
きちんと整備をしている車でも、ガス欠になれば止まるように、ドライバーとしての最低限のチェックは誰にでも求められることですよね。
それが空気圧やクーラントのチェックだけで終わるのか、ブレーキパッドの交換まで至るのか、要は「どこまでキチンとできるか」っていうことなんでしょうね。
ちんたん♪さんが言うように、ムリをするのではなく、確実と判断できる範囲で実行できれば、それだけ愛車が安全に走れることになるし、当然、事故や故障を避けることもできるはずですから。
…とはいえ、自分ではほとんど車をいじることのないオーナーとしては、mini35さんもちんたん♪さんも、かなりの部分で尊敬しておりますm(_ _)m。
たけさ
2007/02/11 21:54
オーナー一人一人の、Miniとの付き合い方っていろいろあるんですよね、たけささん。
どの方面にエネルギーを注ぐかということですから、たけささんやクラブのみなさんの方向性は、逆に私には到底到達できないところで、いつもブログを見ながら「へぇ〜」「ふ〜ん」「ほ〜」「ひゃ〜」と感じ入っています。
Miniって、楽しみ方がいろいろあるんだなぁ、と気づかされる事が多い毎日です(^^)
mini35
2007/02/12 05:40

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